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工事の必要性がわかる!知っておきたい防水工事の基礎知識

意外と知らない防水工事の基礎知識とは

 

普段から何気なく暮らしている建物には、もれなく防水工事が施されています。そもそも、防水工事をする目的とは何なのでしょうか。工事が必要な場所とは?この記事では、意外と知らない防水工事の必要性や種類を紹介します。

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防水工事の目的とは

建物に防水工事を施す目的は大きく分けて3つあります。それぞれ見ていきましょう。

外観(内観)を保つ

木造建てやコンクリート作りなどの構造に関わらず、建物は日々、日光や風雨に晒されています。防水工事を施すことで、雨水の侵入や経年劣化を防ぎ、美観を保つことができます。防水という文字に注目されがちですが、建物の外観や内観を保つ役割も果たしているのです。

建物強度の持続

防水工事をする大きな理由の一つに、水を建物内部に侵入させないことが挙げられます。建物の強度を保つうえで、柱や建築部材への浸水によるカビ、腐食、サビなどは最も警戒すべき現象です。したがって、建物内部への浸水を防ぐことで強度を持続させる役割もあります。

カビなどを防ぐ

先述と重なる部分がありますが、浸水によるカビが発生することで、建物のみならずそこに住む人の健康も害してしまいます。カビは、喘息やアレルギーなど症状を引き起こす原因となる為、人と家を守ってくれる防水工事が欠かせないのです。

 

防水工事は、定期的なメンテナンスで状態を維持していくことが大事です。雨漏りが見つかってからでは修繕のコストがかさむため、定期的なチェックをして水漏れなどを防ぐ必要があります。

防水工事が必要な場所

具体的に防水工事を施す場所は主に4つあります。

屋根・屋上

建物の最上部に位置しており、生活環境を確保する為の主要な部分です。雨水や日光を遮断する意味で防水工事が必須となります。傘の役割を果たしており、屋根の防水は建物の中でも重要な役割を占めているのです。

 

一般的に、傾斜があるものを屋根、陸屋根を屋上と呼びます。

バルコニー・ベランダ

外壁から張り出し、常に風雨や日光にさらされているため、防水工事が必要となります。浸水してしまうと、内部から腐食して落下や変形、崩壊などを招くためにおろそかには出来ません。ベランダの場合は、屋根がある為軽微な防水でも可能です。

外部廊下

例を挙げると、マンションなどの共同住宅における共用の老化部分などです。こちらも外気にさらされているため、防水工事が必要となります。

外壁

建物の一番外側にあたる外壁は、上述と同様の理由から防水工事は必須となります。屋根と同じぐらい重要な部分であり、建物内部への浸水等を防ぐためには欠かせません

防水にはどんな種類がある?

一言で防水工事といっても、いくつか種類があります。ここでは、様々な防水の種類を見ていきましょう。

塗る防水

防水材料として、液体を対象物に塗りつけることで防水層をつくる工法です。この工法は、比較的面積が狭く、複雑な部分の防水に向いています。平らな場所が好ましく、凹凸があると防水層の厚みにムラができることもあります。

 

代表的な工事としては、「ウレタン防水」があります。

張る防水

あらかじめ成形されたシート状の防水材料を張り重ねる工法です。下地の影響(凹凸など)を受けにくい特徴がありますが、シートのつなぎ目に職人による技能の差が出る場合もあります。「塩ビシート」や「加硫ゴムシート防水」が知られています。

塗ると張るの組み合わせ

「アスファルト防水」が代表的で、最低でも2層以上重ねて施工するので、強度が高く長持ちするといった特徴があります。塗ると張る工法のいいとこ取りともいえ、施工者の技術によって仕上がりが左右されにくいともいわれています。人や車が通行する屋根などに施工されることが多いです。

場所や目的に合った防水工事を

建物を雨水や日光から守る防水工事には、外観を保護し、強度保ち、カビなどを防ぐ役割があります。その防水工事をDIYや業者に依頼するにあたり、施工する場所や目的に合った工事を心掛けるようにすると、防水効果や建物の寿命を伸ばすことができます。

 

自分で判断することも大切ですが、プロに依頼して最適な防水工事を判断してもらうことも視野に入れましょう。

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