クリア塗装の外壁塗装を行うメリットとは?!種類や費用も解説
外壁塗装をお考えの方の中には、元のデザインを残したい、素材感を生かしたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時におすすめしたいのが、無色透明な塗料を使ったクリア塗装です。そこで今回は、クリア塗装のメリットや種類について紹介します。
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クリア塗装の外壁塗装に関する種類と特徴
まずは、クリア塗装の種類や特徴を見ていきましょう。
クリア塗装の種類について
クリア塗装の種類には、そのほかの塗料と同じくフッ素系・シリコン系・ウレタン系・アクリル系などがあります。それぞれ、耐用年数が大きく異なり、フッ素系クリア塗装は約12年以上、シリコンクリア塗料は約10年から12年、ウレタンクリア塗料は約8年から10年、アクリルクリア塗料は約5年から8年が目安です。塗料の耐用年数が長ければ長いほど、費用が高くなります。
また、それぞれの塗料は、水で薄める水性塗料と、シンナーなどで薄める油性塗料に分けることが可能です。水性塗料は、臭いが少なく環境に優しいという魅力があるものの、乾燥しにくいというデメリットがあります。一方で、油性塗料は、耐久性が高いものの、VOCという有害物質を排出するという弱点があります。クリア塗料の中でも、必要に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。
クリア塗装がおすすめなケース
クリア塗装は、その名の通り無色透明な塗料を使用した塗装です。現在の外壁デザインが気に入っていて、そのまま残したいという場合に最適です。とくに、レンガや木目などの外壁デザインにこだわった住宅にはクリア塗装をおすすめします。
クリア塗装を行うメリットとは?
ここでは、クリア塗装を行うメリットについて紹介します。
光沢感を出せる
クリア塗装を行うことで、外壁に光沢感を出すことが可能です。光沢感のある外壁は、まるで新品のような輝きを取り戻し、より住宅を美しく見せてくれるでしょう。ピカピカとしたツヤはもちろん、よりマットな仕上がりになるツヤ消し加工もあるため、好みの仕上がりを選ぶようにしましょう。
外壁を保護できる
外壁塗装の本来の目的は、美しさを保つというだけではなく、住宅を水分や紫外線から守るという点にもあります。クリア塗装の中にも、紫外線に強いものや耐候性の高いものなど、機能性の高いものが数多く用意されています。住宅の状態や、環境に合わせて、外壁をしっかり保護できるタイプのものを選んでください。
クリア塗装ができないケースについて
クリア塗装は、どんな外壁にも塗装できるというわけではありません。ここでは、クリア塗装ができないケースについてみていきましょう。
光触媒・フッ素・無機などでコーティング
たとえば、光触媒・フッ素・無機などでコーティングしているサイディングには使用ができません。これらのコーティングは、汚れや劣化を防ぐために行われるものですが、その上からクリア塗装を重ねてしまうと、塗装がすぐに剥がれてしまう可能性があります。
チョーキングが起きている
外壁の劣化が進みチョーキングが起きている場合にも、クリア塗装はおすすめできません。チョーキングとは、塗料の成分が分離し、表面に粉状のものが付着してしまう現象を指します。このように、チョーキングが起きている上からクリア塗装を行ってしまうと、粉状の成分が塗料と共に広がり、白ボケしたような仕上がりになってしまいます。
チョーキングが起きている場合には、一度カラー塗装を行ってから、クリア塗装を行うようにしてください。
まとめ
今回は、クリア塗装の種類やメリットについて詳しく紹介しました。タイル調のサイディングや、打ちっぱなしのコンクリート、ウッドデッキやモルタルなどのコーティングとして最適です。外壁のデザインを生かして塗装したいという場合には、ぜひクリア塗装を選んでみてください。
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