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外壁塗装におけるフッ素塗料とシリコン塗料の違いについて解説

素材によって特徴が違う塗料

 

外壁塗装で最も使用される塗料といえば、「フッ素塗料」「シリコン塗料」の2つではないでしょうか。同じ塗装でも種類は様々で、それぞれ耐久年数や成分、価格などに違いがあるため、塗料を選ぶ際には特徴をしっかり理解しておく必要があります

 

そこで今回は外壁塗装におけるフッ素塗料とシリコン塗料の違いについて解説してきます。これから外壁塗装を予定している方や、新築した家を長持ちさせるために塗装や塗料について学んでおきたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください!

この記事を読むための時間:3分

フッ素塗料とは

フッ素塗料とは蛍石を原料とし、そこにフッ素を含んだ合成樹脂を混ぜて作られた塗料のことです。一般的な住宅に限らず、明石海峡大橋の棟梁や東京スカイツリー等で使われたことでも有名です。フッ素塗料を使用することでどのようなメリットやデメリットが想定できるのか、詳しく解説していきます。

メリット

フッ素塗料の最大のメリットは何といっても耐久性の高さ。その耐用年数は15年~18年ともいわれています。特に紫外線に強く、屋根のような常に直射日光を浴びるような場所においても、その耐久性を発揮します。また、親水性も高いことから汚れを落としやすく、常にきれいな状態を保てるのも特徴の1つでしょう。

デメリット

デメリットとしては耐久性が高いがゆえに塗膜が固く、外壁の割れと一緒に表面が割れてしまうことです。地面からの振動や、風などによって常に動いている状態ともいえる住宅において、追従性が低いことはデメリットであるとも考えられます。また、他の塗料と比べて金額が高いこともデメリットの1つになるでしょう。

シリコン塗料とは

シリコン塗料とはその名の通り、シリコン樹脂を主成分とする塗料です。長期に渡って多くの塗装職人に愛されてきた塗料であるといっても過言ではありません。愛用されている背景やメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。

メリット

シリコン塗料のメリットは価格と耐用年数のバランスが最も優れていることにあります。耐用年数が比較的長い塗料の中で、最も価格が安いためコストパフォーマンスに優れています。また、

 

  • 雨風に強く、劣化しにくい
  • カビが発生しにくい
  • 汚れが落ちやすい

 

こういった特徴も兼ね備えているので、職人から愛されてきたのも充分にうなずけます。

デメリット

長年愛用されてきたシリコン塗料ですが、デメリットもあります。最もいわれるのが、ひび割れしやすいことではないでしょうか。フッ素塗料と同じように、耐久性が優れている分塗膜が固く、特に収縮性が高いモルタル壁やコンクリートにおいては頻繁にひび割れすることから相性が悪いとされています。ただ、最近では「弾性タイプ」のシリコン塗料も販売されるようになり、モルタルやコンクリートとの相性もかなり改善されてきました。

お得なのはどっち?価格を比較

フッ素塗料とシリコン塗料、どちらも耐久性に優れていますが、フッ素加工はシリコン塗料に比べて高額なため、金額とバランスの面ではシリコン塗料がお得といえるでしょう。但し、フッ素加工の耐用年数は15年~18年とかなり長いため、再塗装するまでの間隔を考えればフッ素塗料もお得であるといえます。

まとめ

フッ素塗料とシリコン塗料はどちらも耐久性が高く、頻繁に塗り替えをする必要がない優秀な塗料であることは間違いありません。敢えて違いを挙げるのであれば、高額なフッ素塗料に対し、シリコン塗料は耐用年数が長い塗料の中でもっともコストパフォーマンス良い、という面ではないでしょうか。耐用年数と金額面をよく考えて自分に最も合う塗料を探し出すことが、外装塗装の満足度を高めることにも繋がることを覚えておくとよいかもしれませんね。

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