【業者の選び方】防水工事を依頼するときに目安となる6大ポイント
家の外壁やベランダで劣化サインが見えたとき、「防水工事をしたいけれど、どこに頼めば?」と悩む場合もあるでしょう。大事な我が家の寿命を、施工不良で縮める訳にはいきません。この記事では、業者に防止工事を依頼するときに気を付けたい6大ポイントを紹介します。
この記事を読むための時間:3分
防止工事を行う業者は主に4つ
防水工事を行っている業者は4つあります。それぞれの特徴を紹介します。
リフォーム会社
住宅のリフォーム工事を請け負っているリフォーム会社ですが、中には防水工事を行う会社もあります。ですが、その場合はほとんどが下請け会社が施工するのが一般的です。
大手で名の知れたリフォーム会社は、補償面などで安心感はありますが、下請けに依頼するので中間マージンが発生し、その分、費用が高くつく傾向にあります。
ハウスメーカー
住宅設計、建材の製造、工事の施工まで独自で行うのがハウスメーカーです。建築時の相談から、アフターサービスに至るまで一括で任せられるので安心です。こちらもリフォーム会社同様に防水工事を請け負って下請けに依頼する場合が多く、費用が高めになることが多いです。
防水業者
文字通り、建物などの防水工事を専門で請け負う業者です。専門業者なので、安心して工事を依頼できますが、会社の数自体が少なく、地元で依頼するとなると探し出すことが難しいともいえます。
塗装業者
建物の外壁や屋根の塗装を専門で請け負っている業者です。一般的な家屋では、液体状の防水材を塗装することで防水を施すことが多く、その点、塗装のプロである業者に任せることは理にかなっていますね。
施工時の塗装クオリティーによって、防水の強度や効果の持続期間も変わってしまうことを考えれば、スキルの高い塗装業者に頼むことを視野に入れても良いでしょう。
防水工事業者を選ぶ際に目安となる6つのポイント
実際に防水工事を依頼するにあたり、目安になる6つのポイントをまとめました。
①相見積もりの内容
はじめから一つの業者に絞って依頼するのではなく、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。相見積もりを比べることで、費用を抑えることができたり、悪徳な業者を見分けることができます。
見積もりの内容は、細かいことでも質問するようにしましょう。内容を丁寧に説明してくれる業者は良い業者だともいえます。
②施工実績の有無
いくら有名な業者でも、施工の実績が無ければ任せることは出来ません。実績をチェックする際には、過去の防水工事の件数や内容を見るようにしましょう。その中に、自身が依頼したい内容と似ているケースがあれば目安になりますよ。
③職人が資格を保有しているか
資格を有している職人が在籍している業者は、裏を返すと技術の向上を目指している優良会社ともいえます。防水工事を行う業者が保有している資格は「防水施工技能士」です。これは、防水工事において、高いスキルや知識を有していると認められた資格となります。
④自社施工をしているか
先述した業者の中には、下請けに依頼する場合もある為、中間マージンによって工事費用がかさばったりやり取りがスムーズに行えないなどの難点もあります。その点、自社で施工をしている業者であれば、不要なマージンは掛かりませんし、こちらの意見や希望が伝わりやすくなります。
⑤要望をきちんと受け止めてくれるか
業者側の要望や意見を聞くことも大事ですが、基本は依頼主の要望や希望を親身になって聞いてくれる業者を選びたいものですね。反対に、話を聞かない、自分の要望だけを押し付けてくる業者は避けた方が良いでしょう。
⑥アフターサービス
防水工事を請け負う業者は、独自のアフターサービスや瑕疵保険(かしほけん)などを用意している場合もあります。瑕疵保険では、施工不良が見つかった業者が、その後倒産したり補償ができなかった際に保険金が支払われます。
施工不良を避ける為に防水工事は業者に依頼するのがベスト
防水工事をDIYすることも可能ですが、大事な家屋を長持ちさせる為には防水のクオリティーは高い方が良いですよね。そうなると、自然と業者へ依頼する流れになると思いますが、施工不良を避ける為にも、目安のポイントを参考にしつつ、業者と良い関係を築いて家を長持ちさせたいですね。
前の記事へ
« コンクリート壁の劣化防止は外壁塗装が重要?塗料の種類も次の記事へ
塗装が火災保険の適用範囲なのは本当? »