外壁塗装を行う場合には、高圧洗浄が事前に行われることがほとんどです。しかし、その理由や、詳しい内容について知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、高圧洗浄の必要性や注意点について詳しく紹介します。

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外壁塗装の際に高圧洗浄が必要な理由とは？

外壁塗装を行う際には、まず足場の設置や養生が行われます。そして、その直後に行われるのが高圧洗浄です。ここでは、高圧洗浄が必要な理由についてみていきましょう。

より美しく仕上げるため

高圧洗浄が必要な理由としては、より仕上がりを美しくするためということがあげられます。高圧洗浄をせずにそのまま塗装に移ると、塗料がうまく付着しなかったり、ムラができたりしてしまう可能性が高くなります。より美しく仕上げるためには、高圧洗浄を使って、汚れや苔、カビなどを落としてから塗装を行うことが大切です。

耐久性をあげるため

また、高圧洗浄は外壁塗装の耐久性をあげるためにも必要です。汚れの上から塗装を重ねると、一見塗装で汚れを隠せたように見えます。しかし、早い段階で塗装がはがれてしまい、約1年程度で塗り直しが必要になってしまうケースも少なくありません。このように、塗装の耐久性をUPさせるためにも、高圧洗浄は欠かすことができない工程なのです。

外壁塗装における高圧洗浄とは？

ここでは、外壁塗装における高圧洗浄の種類や工程について、具体的に紹介します。

高圧洗浄の種類について

高圧洗浄の種類には、通常噴射、トルネード噴射、バイオ噴射の3種類があります。通常噴射は、水が真っ直ぐ噴射されるタイプのもので、ストレート噴射と呼ばれることもあります。壁面などに使用されることが多くあります。

トルネード噴射は、ストレートタイプのものより水圧が高いのが特徴で、壁自体を傷つけないように慎重に作業を行う必要があります。バイオ洗浄は、特殊な液体を使用して、カビや苔を浮かせてきれいにするという方法です。塗装を行う場所や外壁の状態に合わせて、適切な種類のものを選ぶようにしましょう。

高圧洗浄の工程について

まずは、高圧洗浄を行う際に、汚れた水が近隣住宅などに飛び散ってしまわないように、飛散防止シートを設置して保護します。次に、高圧洗浄に使う水を用意します。水は、依頼人の自宅の水道から大型タンクに貯めるのが一般的です。

ここまで準備が整ったら、高圧洗浄を行います。基本的には、屋根から壁面にかけてというように、上から下へと作業を進めていきます。最後に、1日程度かけて外壁をしっかりと乾燥させたら完了です。

高圧洗浄を行う上での注意点

ここでは、高圧洗浄を行う上での注意点をみていきましょう。

洗濯物を外に干さない

高圧洗浄では、想像以上に汚れた水が飛散してしまいます。そのため、外に洗濯物を干さないように注意が必要です。また、高圧洗浄中だけでなく、塗装期間中は、基本的には洗濯物は部屋干しを行うようにしましょう。

窓をあけない

高圧洗浄中には、窓を開けないように注意が必要です。換気のためといって、窓をほんの数cm開けていただけで、部屋のなかが水浸しになってしまう可能性もあり油断はできません。また、スライド式の窓の場合には、水圧で勝手に開いてしまう可能性もあるため、鍵までかけておくのがおすすめです。

家族がうっかりと開けてしまったということを防ぐためにも、窓を開けてはいけないという情報をしっかりと共有しておきましょう。

まとめ

今回は、外壁塗装における高圧洗浄の必要性や、種類・工程などについて解説しました。高圧洗浄は、外壁塗装をより効果的に行うために必要不可欠なものであるということがお分かりいただけたでしょうか。注意点に気をつけながら、工事を迎えましょう。