外壁塗装を行うにあたって、最初に必要となるのが現地調査です。具体的な目的や内容についてはもちろん、そもそも本当に必要なものなのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、現地調査の必要性や内容について詳しく紹介します。

この記事を読むための時間：3分

外壁塗装における現地調査は必要なの？！

外壁塗装における現地調査は、いったいどういった目的のために行われるものなのでしょうか。ここでは、その必要性についてみていきましょう。

正確な見積もりを出すために必要

外壁塗装を行うために、まず行うのが見積もりの依頼ではないでしょうか。工事にかかる費用を把握するだけでなく、複数の中から業者を選ぶためにも大切なものです。しかし、これらの見積もりは、外壁の面積、劣化状況がわかっていなければ正確な数字を出すことができません。

つまり、後から余計な追加費用がかかってしまったり、見積もりを大幅に越える施工になったりということを防ぐために、現地調査が必要となります。

施工をスムーズに行うために必要

現地調査は、施工をよりスムーズに行うためにも欠かすことができないものです。現状をしっかり把握することで、本当に必要な施工を見極め、適切な加工方法を選んだ上で、プランを作成できるからです。また、立地環境や、近隣の状況を実際に把握することで、足場設置のプランや、搬入プランなども具体的に計画することが可能となります。

外壁塗装における現地調査の内容は？！

現地調査では、まず外壁の劣化状況を確認します。手で触れてチョーキング現象が発生を確認したり、水をかけて撥水状況を確認したりします。また、割れや浮き、ひび割れ、塗料の剥離がないかどうかを目視で確認します。タイルやモルタルの場合には、ハンマーで外壁を叩いた時に発生する音で、ひび割れや浮きの有無を確認することもあります。

さらに、塗装面積の計算も現地調査で行われます。図面をみたり、計測器を使って実際に測定したりすることで、正確な塗料の量を計算することが可能です。

現地調査に関するQ&A

ここでは、現地調査に関する疑問にお答えします。

現地調査は誰が行うの？

現地調査は、基本的には業者の営業担当者か職人が担当します。また、場合によっては、会社代表自らが調査を行うというケースもあるでしょう。とくに、地域密着型の業者であれば、施工を担当する人が現地調査を兼ねていることが多い傾向にあります。

また、外壁診断士・雨漏り診断士・戸建住宅劣化診断士・外壁塗装マイスターなどの資格を持った人であれば、より詳しく調査を行ってくれる可能性が高くなります。現地調査を依頼する時には、その業者にどのような資格を持った人がいるのかをチェックしておくとよいでしょう。

現地調査は立ち会うべき？

現地調査には、できるだけ一緒に立ち会うのがおすすめです。なぜなら、担当者と一緒に状況を確認することで、見積もりへの不安感や疑問を取り除くことができるからです。また、正確な見積もりを出すためには、こちらの要望も正確に伝える必要があります。予算についてや、希望する塗料についてなど、具体的に話をしながら現地調査を行えるでしょう。

万が一、どうしても現地調査に立ち会えないという場合には、家族に立ち会いを依頼することもできます。また、場合によっては、立ち会いなしで現地調査を行った上で、後日報告書と見積書を照らし合わせ、打ち合わせを行ってくれる業者もあります。

まとめ

今回は、外壁塗装における現地調査の必要性や内容について詳しく紹介しました。正確な見積もりを出し、施工をスムーズに行うためにも、絶対に必要な過程であるということがお分かりいただけたでしょうか。現地調査は無料で行っている業者も多いため、立ち会いのもと、ぜひ調査を依頼してみてください。